元気になる原因

2011.6.23

昨日あるクラスで

数か月お休みでいらした90数才のSさんに イギリスでの展覧会の写真を見ていただいた。

心 という私の字と イギリスの女性カリグラファーが Wordsworth の ” The Rainbow “

の最初の二行を書いたものを印刷した Tシャツの写真を見て  その場で その詩を全部よどみなく暗証された。 なんという頭脳!

疲れて何もできない もう寝よう が日常の私が元気になれるのは このような素晴らしい方の存在が身近にあるためなのです。

写真は ワーズワース美術館 コリドーに展示されている 私の ”虹” です。

6月23日

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カッパ 浮上

2011.6.18

早めの誕生日をケーキで祝っていただく。

いただいた写真にびっくり

カッパが水藻をつけて息継ぎに顔を出したよう

驚いたがこれが現実とあきらめ 美しい雨の中の緑とおいしかったケーキをご覧いただくことに

アー!

6月21日 殆どの年の夏至の日 が誕生日 というのが何かの時の私の支えになっている。

6月18日

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カーテンコールは

2011.6.15

コクーン歌舞伎 盟三五大切 (かみかけてさんごたいせつ)。

殆ど満員、熱演。

基本の背景がゴヤの初期の絵の空のようで、その中に簡単に作った大道具が どの場面もスペインの小屋を思わせる。

話の終わりに回り舞台をフルに使って今までの筋をおさらい、カーテンコールに役者さんを残しておく方法としか思えない。

みんなと仲良く当日の出来栄えを分け合うのも良いが パッと終わり 個人の胸にそれぞれが違う考えを持って家路につくのも観劇の醍醐味か と

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イギリス便り 04

2011.6.13





ハリエットさんが無理やり入手した二階最前列で 空騒ぎ を見る。 

途中で雷 大雨 止んで 又雨 だったが一階立ち見の人達はさほど驚きもせず かっぱを着たりショールを二人で被ったりするだけで 帰る人はいなかった。

感心するのは持っている傘を開いたが皆それを閉じて見ていたこと。

藁屋根のひさしから 場所によっては壊れた雨樋の下のような流れ方をしていたのに

避けようともしないで飲み物片手の人もあった。 

何かが違う  強さ 荒さ ある種の鈍感さなのに 大雨の下持っている傘をささない。  

飛行機の通り道にもなっているようだが 穴あき天井  観客も役割もぬれながらしばいの場にいる。

桟敷の人々は一体になって芝居を動かす立ち見の人々の様子を起爆剤にして より楽しむことができる。 

この何とも言えない 歌舞伎座の三階や立ち見の人々の観る力で盛り上がるのと同じことだと思う。 ハリエットさんに言わせると 年齢が上の人が集まる劇場とは全く違っていると驚いていた。

子供学生もたくさんいて自分たちが応援すると筋が変わると思っているような入れ込みかたが昔を思わせ新鮮だった。

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友人のもてなし

2011.6.10





ハリエットさんが今回の展覧会準備を助けて下さった方々を夕食に招いて下さった。

お手伝いのエルシー自慢の鮭の料理。

ワイン三本半をドボドボと入れ香草で蒸したもの。

かけるサルサも美味しく50センチほどの身がアッという間に消える。

写真は使ったナイフとフォークです。 

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ついに展示へ

2011.6.6





配達を待てず30キロも離れたところ迄パンフレットとTシャツを取りに行ったおとなしいコリンさんがイギリスの荷物受け取りや関税の方法に怒ってジェニーさんに電話をかけてきた。

肝心のバナーは3時過ぎにやっと届く。 

だが 又しても私が運んできた という晴天の下、キャンプ準備のような楽しさで 

高い枝にロープを投げ 縄のように引っ掛け下に丸太を運んで張り 

ドアをゴシゴシ掃除して  と   美術館主任 シェイクスピアの劇に出てくるような作業員二人組 

コリン ジェニー  何でも出来る二人の日本人と喜んでいるだけの私でアッという間に 

周囲の自然に溶け込んだ展示が出来てしまった。  

ジェニーさんが飲み物を用意しようとした時 余りに全員が勝手なことを言うので

メモを持って注文取りのやり直しをしたのが本当に嬉しい姿として目に焼き付いている。 

例のでこぼこコンビの一人が  とても濃いお茶、ほんの少しの砂糖 

ちょっと待ってそれにチョッとのミルク  と言った顔も忘れられない。  

皆さんありがとうございました。

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イギリス便り 03

2011.6.6





飾りつけを前に関係者で夕食会 この写真に三人入っていない方がメールでけんけんがくがくやり合っていたがゆっくり食事をしながら話していると 同じ目的の為どうにかしようと一体感が生まれ大変良い効果をもたらしてくれた。

昨夕 ハイアムホールはオペラの夕でそのプログラムの前に夕食をという着飾った人達で満杯。

親切なアレックスが個室を用意してくれたので かえって好都合だった。

なんという運の良さ!分からず屋 悳パンチだ!と騒いでいた相手も大変打ち解け僕たちは5時にさよならする人達ではないちゃんと出来るまでどうやっても頑張る。とあちらから言い出し 私は作品展示用木登りもしないで済みそうです。

ではまた続きを。

ポスター チラシ ハガキ シャツ  大いに感激される。

税関 配達の辺りがこの国の弱点ね。日本の弱点は何かしら?

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イギリス便り 02

2011.6.5





今済ませた朝ご飯  小学一年の時 これが空色 と新しいクレパスを眺めた その新鮮な嬉しさの空だった。 イギリスの水彩画の淡い彩りの空  でもどんどん寒くなり持っているもの全部重ね着状態  三つのクラスで満杯。アレックスさんは上手に経営しています。  

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イギリス便り 01

2011.6.4





昨年7月ロンドン ユーストン駅前ホテルに泊まった時は高熱は出たが声は出ない という状態だったが

 昨日は素晴らしい天気で街が埃っぽく 街路樹から落ちてきた何かが目に入って痛かった。

そう言えば 日本でここしばらく 塵が目に入る という経験をしていなかったことに気がつく。 

 1日後から飾りつけにわざわざロンドンから助けにいらして下さる方達が美味しいイタリア料理を

ご馳走して下さる。

展覧会現地で きっと思いがけないことがあるでしょうね  と言われる。 

でも この方達と一緒なら大丈夫です!   

これがポスターです。

2011.6.3

昨日 Sさんのお骨折りで 急に 泉屋 と山種美術館の 館長、名誉館長様たちにお目にかかる機会を作っていただく。

お二人とも ポスターを大変おほめ下さった。

東京松屋さんの網代の模様 皆さんで考えに考えてくださった Wordsworth と私の書を結ぼうという文章、その英訳、 大御所にご登場いただいた 題 Unadorned  小山さんのデザインをまとめる力

いろいろの要素が詰まっている。

これです。

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Unadorned

2011.6.2

今回の書展の題 Unadorned  少しずつ 自分に馴染んでまいりました。

友人 知人の皆様が ここまでも と思えるほどに こだわりを見せて選んでくださった題です。

飾らない スッピン といった意味のようです。

Wordsworth の幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示 という詩の中に

While Earth herself is adorning,

This sweet May -morning,

とあるのまで見つけてくださいました。

この写真は あちらの売店に置くTシャツです。作ってくださった会社のYさんとできたばかりのホヤホヤを着たところです。

英字はヒザーさんという Higham Hallの書のクラスにいらしてくださっている 装丁家があちらのカリグラフィーで書いてくださった 

My heart leaps up when I behold

A rainbow in the sky:

そして私の 心  です。

 

 

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楽しんでやらなきゃなにごとも身につきはしません。

2011.5.25

このよく頭に浮かぶ好きなセリフがどこにあったのか 思い出せなかったのだが

亜希子さんありがとう 

よく教えて下さいました。

じゃじゃ馬ならし 第一幕第一場 に確かにありました。

確か以前 身 という作品にこのセリフを使ったことがあります。

昨日発送した作品制作状態の写真をご覧くださいまし。

発送した後で丸の内のバーガー屋さんでいただいた アンチョビとポテトのサンドウィッチ ポテトフライのおいしかったこと! Wordsworth Dove Cottageの庭でもきっとこの味を思い出すに違いない。

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展覧会は6月8日からです

2011.5.22

ワーズワース美術館での展覧会は6月8日から8月28日です。

3日から準備に出かけます。

来週そうそう荷物を出せば一段落です。

現地で簡単に 引き受けてしまいましたが 国内で、それも慣れた会場で展覧会をするのでもいろいろなことがあるのに 初めて 外国でとなると それなりの大変さがあることに この段階になって気づいているところです。

英訳、 ちらしなどの紙面作成、今回の特徴の一つである屋外設置の準備 などなど

それが 幸せなことに それぞれの分野で本人の私よりずっと力を入れて事を運んでくださる方々に巡り合いました。

今までの友人知人の底力を再確認したこと、どうなってもあわてず 騒がずというプロの力をみせていただいたこと、日本人でもこんな丸投げされたらどうしよう と思うことを パッとひきうけてくださって 頼んだ私も驚いているよう英国のかたのこと そして 急出現してくださった見ず知らずの方たちの協力実務援護。。。と当の私は ただただびっくりしているばかりです。

もっと書きたいのですが 電車に乗り遅れそうですので  またね

太田の人たちに会いに行ってまいります。 

五月十五日

2011.5.15

これから渋川での群馬桜友会へ

中学校の時渋川行きのバスで沼田に行ったことがあるくらいなので ひどく遠くに行く感じがする。

ワーズワース美術館での書展の準備が 大まとめの時期

周囲にいろいろ助けて下さる方たちがことを進めてくださっている。

もしこの方たちが一緒にいてくださらなかったら と思うと ぞーっとするくらい の進み方で

筋道を立て、 きちんと道筋にそってことを運ぶということのできない性質がすべての根源 と 自覚、反省、あきらめ、もろもろ

でも 何事も楽しんでやらなければ 身にはつきません というシェイクスピアのセリフを いつも思い出して この先へ  と、、、

このセリフがどこにあったのか思い出せずにいて  どなたか お教え下さい。

周囲の皆様 いつもご迷惑をおかけして すみません

 

では 行ってきます

 

 

変わらぬ景色

2011.4.23





ハレクラニに着いてお昼。風が心地よく緊張感がほぐれて脱力状態になっている。  

長い年月の間にここを訪れその時々の自分の置かれていた環境、家族のこと等同じ景色の中で

思い出している。私が最後に残ったのだなあと感じ 悲しくもあるが思い出に残るなら

しっかりしたものになるようこれからも意識していこう。