10月3日

2018.10.3

昨夜モスクワのナショナルホテルに戻ると 5月に知り合いになった受付のお嬢さんが今回30日迄滞在していた同じ部屋を用意して下さっていたことが解った。

大荷物と一緒に部屋に入った時 安心して疲れが半減する感じだった。

こうして外にいても自分を取り戻せる場所が出来てくるのだと思った。

 

今日はモスクワ大学のマズリク先生がオルフェウス放送局にお連れ下さる。

言葉だけで書を知らない司会者を通じてその先の聞いている方に理解してもらう というのは私にとって未知の世界でとても興味がある。

伝える ということは誠に難しい世界 と実感して来た。

自分が大事に心にしまっていた想いや考えを言葉にした途端  音と一緒に空中に消えてしまう虚しさを知り、言葉を選ぶ際のボキャブラリーの無さが一番の問題とは解っているが、こちらの遠慮 、恥じらいも要因かと、、、

コンプレックスなのかも知れない。

 

どんなことを紹介出来たかまたご報告しますね。

 

今テレビでインタビューをしている。

相手をイライラさせて自分のペースに引き込もうとしている若い女性司会者が言葉を相手に重ねたり 急に柔らかい口調にしたりしている。

相手の90歳過ぎた国の指導者のアップ映像を見ると  口元の柔らかい笑みは消えないが目の光がその都度変化しているのがわかる。

相手の目を見つめ 反応していたら 時間内にニュースになるような話は聞き出せない職業なのだと思う。

 

外は寒そう

 

今の空

車窓から

2018.10.1

ジル記念会館での多勢での二クラスの後急いで駅へ
モスクワからニジニノブゴロドへの新幹線のようなもの  は従来の軌道を使っているとのことで 5時間経った今でも身体の芯に振動が残っている。
ニジニ出身の上院議員が是非日本の技術で新幹線を と運動していたのに  日本側のいろいろな会社で一緒にという統制が取れずドイツが担当したとのこと。
2日続けて4クラス 騒ぎっぱなしだったので電車のなかでは睡魔との戦いだった。 が
ロシアを汽車で移動いていると思うとどうにか我慢をして素晴らしい風景機を楽しむことにした。
木々の緑が上に白い絵の具をかさねたようで新鮮な 初々しい風景だった。
黄や少し赤かなっている木も その後ろに見える華奢な家を守るようで 目を離すことができなかった。
自分がロシアにいてこの光景を見ていることが信じられない 惜しいような時間を過ごし、無読んだ錦繍 という本の題名を思い出した。

モスクワの駅のホーム

モスクワ大学

2018.9.28

モスクワ大学日本語科にて

2018.9.28

5月末 様子を見にモスクワ大学日本語科を訪ねたとき、
アジア各国からの品の展示室がワークショップに適している と思った。
校内で見かける先生と生徒の様子が、私達は学ぶためにここにいるのだ、
という学校本来の姿をあらわしているようで
もし ワークショップが実現したら 少数精鋭で
清少納言、藤原行成、和様の線をしっかり学んでもらおうと考えた。
最近になって 大学での講習会が本決まりになり、
当日まで 集まる人数、対象になる人の様子は不明だった。
前の夜からひどい雨だったがホテルを出る時は傘無しでも良い状態になり、
歩いて数分の校内に入った。
もう一つのグループがクラス終了を待ってくる というので
時間の惜しいわたしは書を見て
自分の世界を楽しめる様子を紹介した。

9月28日

2018.9.28

ロシアでの活動が今日から始まる。
朝からの雨が少し弱くなって来た。
ホテルから歩いていけるモスクワ大学の日本文学科が会場だが
行ってみないと規模 やり方などは分からない。
折角なので一般的な書の説明より行成の文字を
しっかりと見て書いてもらいたいと考えている。
日本文学研究では程度の高い先生方が揃っていらっしゃるので
白氏詩巻の内容などはお任せしよう。
五月に伺った時 校内で見かける 先生や生徒さん達から何かを
学ぶ意識を強く感じ新鮮な気持ちになった。
では行って来ます。
写真はホテルの部屋からの今の景色です。

四百回忌と二百回忌

2018.6.18

 

 

2016年春 モスクワの日本大使公邸で夕食をいただいた時「2018年は日本におけるロシア年 ロシアにおける日本年です」と大使にお聞きしてから2018年がある種忘れられない年になっていた。

我が家の過去帳の中で一番古く記されている 梅岳玄竹居士が元和四年(1618)二月没 ということに気付き 他の項を見ると

観阿妙隻信女 文化十五年(1818)五月没とあるのがわかった。

以前、八ツ橋のお店の遠い年忌に 黒白でなく緑色の帯の熨斗袋に追福と書いて参加した という知人の話しを聞いていたので、

追福 という気持ちの良い言葉を知りながらこの機会を逃してはいけないと考えた。

しかし なんとも呑気で物好きなことにも思えて お花と足をお任せできる方と三人で和尚様に法要をお願いした。

本堂でのお勤めの間、四百年も昔の人を身近に感じられ 梅雨の晴れ間の庭に出ると何かとてもサッパリと胸の中が広くなったように思えた。

写真は二人の卒塔婆を手にする私です

日の目を見た作品

2018.6.14

中一の時の作品

 

嵯峨天皇 李嶠詩 の臨書

 

小学2年生から高校3年生まで柳田泰雲先生主催 全日本学生書道コンクールで毎年作品を皇太子殿下台覧にしていただいていた。

中一の時の作品と賞状を父が欄間に飾っておいてくれた。

昭和33年のもので茶色になっているのだが 38年間続いているクラスの小規模な展示会に一緒に並べていただくことにした。

目に留めた方が「お上手ね。 お小さい時からやっていらしたのね。」とおっしゃってくださった。

子供の成長のみを人生の楽しみにしていたように思える父母は小さいものでも処理してしまうことなく保存しておいてくれた。

父もそのクラスの方達に良くしていただいていたが、出品者の方が「大先生がこの場にいらしたら、さぞお喜びになられたでしょうね」と何度もおっしゃってくださった。

5月27日

2018.5.27

雀ヶ丘にて。建物はモスクワ大学。

青いテントはワールドカップお土産展示場。

 

雀ヶ丘広場にて。

 

同じ場所にて。有料トイレ

 

5月26日

2018.5.26

今日 5月26日  赤の広場の入口にはワールドカップ迄後19日の表示が、、
ボリショイ劇場でのロシアにおける日本年、 日本におけるロシア年のオープニング。
プーチン大統領と安倍首相のスピーチに続き日本武道館 鏡開式  と  ドラム タオの公演。
昨日までサンクトペテルブルクで開かれていた国際経済フォーラムに出席していた方達が多数モスクワに移動していらしたとのこと。
いただいたボックス席はロイヤルボックス右斜め上で首を曲げなくても中の様子がとても近くに拝見できる 最高の、興味深い場所だった。
大統領は薄く日焼け、そして 頬の赤みがとても自然で生き生きしている。
首相は押し出しが良く 自然に打ち解け会話が弾んでいる。
奥様は姿勢が良く 会を楽しみ 出し物に一番に反応されている。
長い時間、同じ仕切りの空間に一緒にいればどんな大事な会話でも出来る、と思う。
鏡開式は鎧兜に縁のない現代人には体力的にも精神的にも緊張感からは遠く、舞台を引き上げる時は 疲れた敗軍のようだった。
着る楽しみの出演者より他の人選が日本人の心意気をショー化するには
必要  と思った。
ドラム タオ は映像を効果的に使い、日頃の厳しい鍛錬の程が偲ばれる技能、出来栄え だった。
太鼓を腰に乗せて演奏、乾いたリズムだけの曲は近い異国のもののようでもあり、あの衣装ではアフリカの妖術師達のようでもある。
不思議なことに この演奏に眠気を誘われていた人たちも  身体の深いところに響き、ゆとりある音を出す大きな和太鼓演奏にはとてもひきこまれていたようだった。
津軽三味線風の演奏は音が濁って良くない。
笛と大太鼓に合わせてのモダンバレーソロは前半の荒城の月には合わず、後半も太鼓の流動性について行けなかった。
といろいろ本音を言ってしまうのも たくさんの場面を一つの舞台に詰め込みすぎたから、、
リサイタルでない時は 会全体の進行に合わせ、途中 必要なら大幅カットも出来るプログラムを考えておいた方が良い。
外に出て、きれいな丸い月と赤の広場に続く ライトアップされた建物を見ながら、二年前迄遠い存在だったモスクワにいて この九月末の書のデモンストレーションのことを考えていることが、これは全て いただいた 人の縁によるものなのだ  と思うと 何とも言えない 背筋が伸びる心持がした。

モスクワの今の緑の美しさに白鳥の柄の帯です。

私の席の入り口

私の席からプーチン大統領、安倍首相ご夫妻の座られる席がよく見えます。

会場から出たところ

5月25日、午前

2018.5.25

明日の入場券をいただきに大きく立派な日本大使館の前まで
明日ロシアにおける日本年  日本におけるロシア年のオーブニング式典が行われる。
こちらのニュースで大きく取り上げられていたが今日までサンクトペテルブルクで国際経済フォーラムが開かれていたので日本からの出席者も今日モスクワに大勢移動とか。 警備の関係で早くの会場入りが求められているが 今いるホテルからは
歩いて10分もかからないので安心。
たった今も道に迷って回り道になりボリショイ劇場の前を歩いてきたところ
両国の首脳を迎え 日本からの出し物は鏡開きとDRUM  TAO  の太鼓
どんな風なのか楽しみです。

5月24日

2018.5.24

聖タチアナ教会

 

キリル文字を作った聖キリルとメフォージを祝う日

 

 

御茶ノ水のニコライ堂を建ってた聖ニコライ

亡くなった時、ニコライ二世からも明治天皇からも供花を受ける

 

 

 

聖タチアナの日(27日)、白樺が飾られている

5月24日

2018.5.24

モスクワ大学アジア・アフリカ諸国大学 マズリク教授を訪ねる

 

チャイコフスキー劇場の前で

チャイコフスキーの銅像の左手の形が不自然な理由を教えていただき

ついでにこのポーズ

 

(5月27日)チャイコフスキー劇場の前で合唱していた子供達

 

5月24日、朝

2018.5.24

写真は朝食の一部。
黒パンが何とも言えない風味で 明日も楽しもう!
さて今日はモスクワ大学のアジア、アフリカ諸国大学の中を歩き回り
近くの教会や東洋美術館  と大学の先生にいろいろな場所、
方々をご紹介いただいた。
素晴らしい陽気で沢山の人達がウキウキ外出するしているかんじ。
着替えの時体から水蒸気が上がっているのがわかった。

 

 

モスクワ ナショナルホテルの私の部屋からの風景

2018.5.23

この景色を見ていたくて予約したのだが
ワールドカップ関係者が沢山泊まっているので一昨年の部屋には入れなかった。
夏のような明るい日差し、
四月始めの防寒衣服に包まれて見た 木には枝もない風景から一転葉や花が超高速で伸びたに違いないと思われるこの明るさの中で見る風景はとても同じ場所とは思えない変わりようだった。
明日からのことはまたおいおいと

午後9時

 

午後9時15分、こう変わりました。

 

ガーシュウィン:ピアノ協奏曲

2018.5.21

5月19日

今月の新日本フィル定期公演はアメリカ人女性指揮者を迎え、4人のアメリカ人作曲家の曲を

ガーシュウィンのピアノ協奏曲は山下洋輔氏のピアノで

昔オール讀物か何かに連載していらした日記のような文章を読んでいたが 演奏を直に聞くのは初めて。

予習コースの先生が ’’昨日は時間が延びましたので 終演後何か予定を立てている方は遅らせておいた方が良いです’と教えてくださった。

指揮者のジョアン ファレッタさんはギター演奏家だったのが勉強して指揮者になった 言うなれば 叩き上げ、楽団員からは安心して迎えられる実力者 と聞いたが おもねるところのない すっきりした人だった。

昔チャールトン へストンが大指揮者の役をやった時 ’さすがの役者も音の先に体が動いていない’ と評されていたが 私の目にも今回の指揮ぶりははっきりと音の先に合図を出すのが指揮者 と 解るものだった。

渋い役者のような風貌の山下氏の演奏は素晴らしい。

どんなに速くても、どんなにメロディーやテンポを変化させても全く芯がぶれない。

音が澄んでいて美しい。

良いものを聞かせていただいた一日でした。

付録

毎回駅ビルのつばめグリルでお昼をいただくのだけれど ’いつも注文されるので覚えました。次回からは注文を伺う前にニシンの酢漬けをお持ちしましょう’ と言われた。

ノルウェー の波止場で誠次さんと並んで食べてそのおいしさを知ったもの