五十年ぶりに人前に出る という佐理の頭弁帖に逢いに福山にまいりました。
解説書には亡くなる前の落ち着いた作品とありますが墨たっぷりと艶やかに 存在感のある佐理でした。
まるで温泉に行っているようで 胸いっぱいになるとロビーからお城を眺めて心を落ち着かせ又作品の前に戻るということを繰り返しました。だんだん作品との距離が近くなりました。
陽明文庫や国立博物館から宝物がたくさん出品されていて素晴らしい会でした。ただ佐理の作品に近づいては熱い視線を繰り返し注いでいる方がいらして 焼きもちをやきながら帰る羽目になってしまいました。佐理さんに好かれるように頑張ります。