お不動様と般若心経 その二 仁和寺

2018.10.15

10月15日

これを最後にこの世ではもう会うことのできない別れという場面が平家物語にはたくさん出てくるが

平経正が琵琶 青山 を法親王に返しに来る場面で有名な仁和寺。

数年前湖水地方からの団体知人 と一緒に訪れて以来。

この度は372年ぶり 初めての金堂背面壁画公開に

陽の当たらない場所だったからというが 今描かれたばかりのような色鮮やかな五大明王のお姿

ここでも中央のお不動様に親しくご挨拶を。

外に出ると遠くから般若心経の合唱が聞こえてきた。

良い時に巡り合わせた と喜ぶ

先ほど説明の和尚様がもし間に合うようなら経蔵を見るように と言ってくださったので 中に入ってみる。

薬問屋の絵に見るような引き出し それぞれに一字の漢字、中には全て違う一千以上の経文が入っているとのこと

ゆっくり中を巡って戸の外に出ると 先ほどの心経合唱隊の和尚さんたちが階段の下に並び始めていた。慌てて建物の隅に移動するとそこの下にも列の端に立つ和尚さん。

お経をあげていただく立場にない私は焦って隅の奥に。

でも見物に集まって来る観光客からは見えてしまうし端の和尚さんの目の先であることには変わらない。

意を決して下に滑り降りた。

やれやれ

ということで お不動様と般若心経の一日でした。

 

経蔵の前で般若心経を唱える和尚さん達

 

 

経蔵の内部