数年ぶりの蘭蝶

2019.6.2

6月1日 紀尾井ホール

ここしばらく伺えなかった富士松小照さんの舞台へ

数年ぶりに聞く 蘭蝶 は 小照さんがご自分の道にどう向き合って時を過ごしていらしたかがよくわかる素晴らしいものだった。

どの箇所もより深く、より変化に富み 内容 言葉の意味に即した上での 超絶技法 と言える技で満たされている。

最初に耳にした時から天賦を持っての演者 とわかっていたが 磨きをかける ということの凄さを目の当たりにして衝撃を受けた。

客に媚びない清潔な求道者 という姿勢は 流しが基の新内の世界で 今だからこそ維持できる稀有なものなのかもしれない とふと思った。