ガーシュウィン:ピアノ協奏曲

2018.5.21

5月19日

今月の新日本フィル定期公演はアメリカ人女性指揮者を迎え、4人のアメリカ人作曲家の曲を

ガーシュウィンのピアノ協奏曲は山下洋輔氏のピアノで

昔オール讀物か何かに連載していらした日記のような文章を読んでいたが 演奏を直に聞くのは初めて。

予習コースの先生が ’’昨日は時間が延びましたので 終演後何か予定を立てている方は遅らせておいた方が良いです’と教えてくださった。

指揮者のジョアン ファレッタさんはギター演奏家だったのが勉強して指揮者になった 言うなれば 叩き上げ、楽団員からは安心して迎えられる実力者 と聞いたが おもねるところのない すっきりした人だった。

昔チャールトン へストンが大指揮者の役をやった時 ’さすがの役者も音の先に体が動いていない’ と評されていたが 私の目にも今回の指揮ぶりははっきりと音の先に合図を出すのが指揮者 と 解るものだった。

渋い役者のような風貌の山下氏の演奏は素晴らしい。

どんなに速くても、どんなにメロディーやテンポを変化させても全く芯がぶれない。

音が澄んでいて美しい。

良いものを聞かせていただいた一日でした。

付録

毎回駅ビルのつばめグリルでお昼をいただくのだけれど ’いつも注文されるので覚えました。次回からは注文を伺う前にニシンの酢漬けをお持ちしましょう’ と言われた。

ノルウェー の波止場で誠次さんと並んで食べてそのおいしさを知ったもの